【小学校にはじまり何度も受験をしたこれまで 7 (人生を変えられると思った本命だった大学の3年次入学。ただ、その期待はすぐに消え去って・・・)】
こんばんは。
横山範葛(よこやまのりかず)です。
このブログはチャレンジしたい思いがあって、今、ここからもう一歩踏み出そうと思うあなたに向けて、1から無限の可能性を開いていくためのきっかけのタネを届けるものになっています。
さて、2020年1月に入りました。
「学校と私」ということで、受験をキーワードに続けて書いて、今回で7回目です。
引き続きよろしくお願いします。
これまでの内容は以下となっています。
興味をお持ちでしたら読んでいただけると嬉しいです。
【小学校にはじまり何度も受験をしたこれまで(中学生活と高校受験編)】
【小学校にはじまり何度も受験をしたこれまで(大検を合格するまでのもがいた数年間)】
【小学校にはじまり何度も受験をしたこれまで(大検合格、未来への切符をほんの少し掴んだ気がした20歳手前の頃)】
【小学校にはじまり何度も受験をしたこれまで(6年ぶりに友達と一緒に机をならべて勉強する日々。短大入学から3年次編入試験へ)】
【小学校にはじまり何度も受験をしたこれまで(もう一度3年次編入試験にチャレンジ。脇目もふらずにまさに背水の陣)】
2度目の3年次編入学試験。
人生できっと一番にできた試験(英語)。
本当によく乗り切れたなと思いました。
今でも奇跡だなと思う出来。
自分の力で掴んだ「合格通知」。
もう心の中はウキウキして、お祭り気分でした。
合格したのが10月を過ぎて。
ここから来春まで進学を待つ生活。
「やりきったな」との思いとともに日々を過ごしていました。
時折、ゼミ選考の案内が来たり、一つ上に以前通っていた編入予備校の知り合いがいたこともあり、何度かリサーチをさせてもらって、
「こういう授業を受けるといいかな」
とか
「ゼミはこういう先生のところを志望しよう」
と何となくですが気持ちを固めていきました。
ただ、期間があったこともあり、なんとなく実感がわかないままでした。
また、大学に知っている人がほとんどいない状況で、ちょっと不安もありました。
でも、当時のこの大学の3年次編入は関西の中でも受け入れ人数が10数人以上いたこともあり、
「きっと、誰かと仲良くなれる」
「一緒に学べるはずだ」
と希望を持っていました。
それは昨年、同じ大学の他学部に入った、予備校時代の友達がすごく楽しそうな日々を送っているのを知っていたので。
毎日、勉強に就職活動の準備をしながらも充実した日々をメールなどで聞いていました。
「うらやましい」
「ここで一緒にいられたならどんなに楽しい人生になっていたのかな」
とずっと思っていただけに、自分もきっとそんな生活を送れると思っていました。
翌春。
入学。
期待。
この思いだけ。
でも、すぐに「あれっ」となって行きました。
実はすぐに打ち解けられた編入組の同級生がいました。
「あっ、仲良くなれるかも」
と思えたものの、その彼は3年になる前からゼミ活動が始まっていたのか、ゼミの課外活動ですでに動いていました。
「あっ、もう楽しんでる」
そこに焦り。
私のゼミは。
期待をして行ったものの、紹介もされることなく、時間が経過してその日は終わる。
「えっ」
授業も一人で聞いている。
前の大学ならまだ誰か話せる人がいたけれどまた、誰もいない。
「どうしよう」
予備校のスタッフさんにも親にも友達にも
「合格したよ!やった!」
とあれだけ色々とある中でも喜んでもらえたし、私の中でも
「人生をこれで変えられる」
とすごく思っていたのに。
期待をしていたのに。
思っていたのとは違う。
寂しい。
一人。
誰かと話をしたかった。
ほんのちょっと話せただけでもきっと気持ちは楽だったと思う。
電車とバスを乗り継いで片道2時間。
毎日こんな思いをして通うのかな。
何かぼんやりと行きたくなくなってきました。
誰とも話せない。
孤独。
学部のラウンジを通るたびに人の楽しそうな声が聞こえてくる。
すごくうらやましい。
あの輪の中に入るとどんな気持ちなんだろう。
そんなことを思っていました。
あと、大学編入試験で燃え尽きた部分もありました。
今、振り返っても「合格」が山の頂上で、その先のことはあまり想像できないままで生きていた気がします。
その後、「あまり行けていないんですよ」と予備校のスタッフさんに話をしたところ、「だから、先が大事だよと言っていたのに」と言われました。
まったく、浮かれた気持ちの私には聞こえてきませんでした。
前期、あまり行けなくなって結局、単位をあまり取れず。
そして、後期も大学へ行かない生活が続きます。
「これ、もうやめるんかな」
「せっかくここまで来たのに」
「また、昔みたいに・・・」
キャンパスを歩くのがあまり楽しくなかったものの、「やめる」勇気はここではなく、後期の単位を何個か取らないと思っていました。
この時点で、4年で卒業するのはほぼ不可能な状況。
何から手をつければいいのか。
何が次につながる一歩目なのか。
正直、わからない。
一人でここからあと何年か取り組まないとこの状況を脱却できないんじゃないか。
私自身で招いた現実だけれど、どこかで歯車が違っていれば。
ゼミが違っていれば。
科目の取り方が違っていれば。
後悔だけがずっとありました。
そんな時、大学構内に貼られていたある募集の掲示に目が行きました。
見た瞬間「あっ、これだ」と。
「これ、変えられるきっかけになるかも」
それは政治家のところで2ヶ月の間実地で学ぶというインターンシップの説明会の案内でした。
元々、政治には興味があって、メディアに対してのあこがれもありました(小さな頃の夢はアナウンサー)。
政治学に関係した学部を志望したのもそういう理由から。
そんな時に見たこの掲示のチラシ。
「もう、これしかないんじゃないかな」
何がその先にあるかわからなかったものの、「やってみよう」と思えて、議員本人と話せる説明会へ足を運びました。
そこから私の生活もその先の進路も含めて大きく変わってきます。
その先の話はまた次回に。
ここまで読んでいただきありがとうございました。