【「大丈夫ですか？」とその一言が心をあたためることがある。飲食店を閉める直前の友人からの電話から #restartストーリー 2 】
こんばんは。
Re start コンシェルジュ 横山範葛(よこやまのりかず)です。
2019年から個人セッションをしています。
人が
「今を動かして行きたい」
「ここから違いを作っていきたい」
「本気でもう一度生きていきたい」
と思いをしっかりとお聞きして、そこから3ヶ月・半年・1年と先を見据えながら、着実なステップを刻んでいくように定期的なセッションを通じて、本気で生きる人のサポートをしています。
大切にしているのは「受け取る」ということ。
話をされる方の思いをしっかりと受け取るということです。
そこからすべてが始まると思っています。
僕がそう思えたのは多くの挫折からでした。
色々とやってはいるものの、人も巻き込むかたちだったのは飲食店の失敗。
2012年10月の話です。
選択を間違い続けると、ここまで泥沼に落ちてしまうのかいう体験をしました。
簡単に言えば、閉店する術がわからなくて、ズルズルと思考も停止していきました。
当時、「退去するなら3ヶ月分は家賃が必要」ということが閉店する1年ほど前からずっと頭の中にありました。
「退くにしてもどうするんだ」
お金がない。
負債は増える。
意思決定できない。
etc
それこそ、「誰かが倒れないと止まらないんじゃないか」とずっと思っていました。
これ、「今、消えたらどうなるんやろう？」とほんまに思っていました。
僕が人に言えなかったのは「つぶれるかもしれない」ということが恥ずかしくてしょうがなかったからです。
うまく行っているように見せて、それが命綱だと信じていました。
でも、わかっていたんです。
この現状はどうにもならない。
「一回、退くことが得策」
本当に早く止めたかった。
もっと言えば、相談できれば楽だっただろうなと今でも思います。
冷静じゃないので、判断ができないんですね。
また、心を閉ざしているので、作り笑顔で顔が硬直するような日々だっと思います。
それが「もう、本当にやばいで」となった時、
「やめよう」と決めて、
泣きながら「閉店のお知らせ」の投稿をしました。
さっきその投稿の日付を確認したら、2012年10月8日でした。
そして、この投稿をしてからすぐにお店を出て、電話がかかってきたんですね。
「横山さん、投稿見ました。大丈夫ですか？そして、お疲れ様でした」
電通の大阪本社があったビルの前あたりで自転車を止めて、その電話を受けました。
「大丈夫ですか？」
また、泣きました。
ほんまに泣きました。
でも、「生きているな」という実感と
「もう一回立ち上がりたいな」とも思える電話でした。
もっと早くから人に話せればよかったとも思いました。
途中、誰一人に「伝えたらあかん」と思っていたんです。
恥だって。
情けないって。
そんなことなかったんですよ。
恥があるとすれば、決めきれなかったことかもしれません。
あと、素直に「辞めたい」を通せなかったことでしょうか。
だからこそ思うんです。
話せる存在、冷静に見てくれる第三者が大切だなということを実感します。
同時に酸いも甘いもではないですが、時には喜怒哀楽混じってもいいので、ともに歩いたり、伴走してもらえる人がいる心強さも大切だと思っています。
特に今は未知。
未知だからこそ、自分自身がより大切だと思います。
最近、お話を伺う機会が続いていて、その方の歴史からふと自分自身のことを思い出していました。
「大丈夫ですか？」
この一言が心をあたためることも思い出しました。
僕は声をかけ続けたいと思います。
揺れて、ブレても人はまた自分自身を中心にした生き方をいつでもはじめていけるとそう信じているので。
思うままに書いた「#restartストーリー 」でした。
夜のブログでした。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
ただいま、『Re startセッション』を案内させていただいています。
セッションへの問い合わせやどういう内容のものか興味ある方は以下からメッセージをお願いします。
また、ご希望の方はまず無料で内容も含めて、一度ご説明をさせていただいています(zoomで30分つながせていただきます)。
ツイッターもやっています。Re start コンシェルジュ 横山範葛(よこやまのりかず) (@Restartnow2020)
