【この時期に思い出すある街の風景。時が経過して、その街への捉え方が変わったことに気付く #restartストーリー 30】
こんにちは。
Re start コンシェルジュ 横山範葛(よこやまのりかず)です。
昨夜、ある街を歩いていました。
8年前の今頃まで飲食店を営んでいたその街です。
日曜日の夜ということで、人はほぼ歩いていません。
平日夜とは顔が変わり、ただただ静かで時折車が行き交うほどです。
久々にお店があったビルの前を通りました。
2店舗を構えていたのですが、今でも代が変わったものの内装もほぼそのままで使われているようです。
当時、痛手と苦痛と自信を砕かれた中での撤退でした。
「終わり方がわからない」
これが正直なところだったと思います。
複雑に糸が絡み合ったものだと感じれば感じるほど「どうすれば終われるのか」で悩みました。
もしかしたら終わり方がわからないまま進むという経験をされた方もいらっしゃるかもしれませんね。
毎年、秋風心地よい時期にこの街を歩くとふと思い出す瞬間です。
最初は路面店の2号店。
そして、本店があったビルの前へ。
本店があったビルのエントランスに折り畳みの自転車がありました。
白が基調で、前かごがついていました。
ふと、懐かしさを感じました。
そこに当時、居た人のことを思い浮かべました。
本店が入っていたビル。
本当にしんどくてしんどくてしょうがなかった思い出ばかり。
人がしんどい。
顔を合わして挨拶するのも億劫。
そんな思いがこの街にはありました。
それが今日、人がいなかったとは言え、久々に見て、「いい思い出」の方が出てきました。
「ありがとうございました」と笑顔で挨拶をしたエレベーター前での光景。
両手に紙袋を持って、路地やビルの間を走っていたこと。
雑誌にテレビを通じてたくさんの方に知っていただいたこと。
etc
街に元気を。
もう8年前の話。
あの時、すすったと思った泥水も時間をかけてろ過されて、今は身体を整えてくれる水になっているような気がします。
コツコツ。
コツコツ。
時間をかけることでの変化を久々に街を歩いて思い出しました。
「あっ、過去の記憶がよみがえってもブレない」
ちょっとこの街が好きになりました。
過去で止まっていた情報が更新されて、ふと今の姿からメッセージを受け取れた気持ちです。
今の私とつながり、あらためて生きていることを実感できました。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
《Re start コンシェルジュ 横山範葛(よこやまのりかず)とは》
日頃から個人セッションやインタビューなどでお話を聞かせていただいています。
その中で、まず、大切にしているのはその人の思いをそのままに話をしていただくことだと思っています。
それはライブ配信だから、個人セッションだからは関係なく、その時、その一瞬に出る素直な言葉ことその人を表しているからだと考えるからです。
Re startとこれから新しいチャレンジに取り組む方や本気で自分自身の思いをかたちにする思いをお持ちの方のお話をこれからもセッションやインタビューを通じてサポートさせていただきます。
「後悔なき人生」
「もっかい(もう一度)自分の人生を生きる」
「循環」と「分かち合い」の思いとともにこれからもRe start コンシェルジュとして活動していきます。
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