Re start  「もう一度動き始めた」あなたが一歩一歩積み重ねていくための再スタートのコツとなるブログ

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【学歴に固執していた日々。20歳過ぎまで感じていた「中卒」の重しと今、仕事が中心になって気づいたこと #restartストーリー 29】

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「あたし中卒やからね 仕事をもらわれへんのやと書いた」

中島みゆきさんのファイトの出だし。

 

僕の中で「中卒」はずっと重しになっていた言葉でした。

 

それを感じていたのは僕だけだったのかもしれませんが、ずっと「そういう目」で見られていると思っていました。

 

まさに解放されたのは通信制の短大を卒業したタイミング。

 

世の中的に言うと現役大学生が卒業の時。
一般的には新卒の会社で内定をもらって、さぁ、新しい社会人の世界へという時ですね。

 

僕にとっては「中卒」から「短大卒」なんですと言えるようになった瞬間でした。

 

当時、学歴にすごく囚われていました。

コンプレックスというかそういうレベルではなく、誰かと会話する中で
「どこの高校へ行っていたの?」
とか
「大学生?専門学校生?」
のようなやり取りは苦痛でしかありませんでした。

 

怖い。
ただただ怖い。

 

「実は大検を取って」とか「高校を中退して」と言った時の相手の反応。
ビクビクするし、まさに心を切られるような感覚を何度か味わったことがありました。

 

そこから3年次編入をして、行った大学が合わずに再度3年次編入して、卒業。

大学院へ進学と続いていきます。

 

そして、今。

学校の話をすることはほぼないですね。

 

「よこやん、何をやっているの?」
「横山さんはどんなことをされているのですか?」
「Re start セッションというのは具体的にどんなことをするんですか?」
「この前のライブでのインタビューを見ました。私もお願いしたいんですけど」
etc

 

学校の話はあまり出てきません。

 

「今、何をやっているのか」
「どういったことをメニューとして提供してくれるのか」

 

きっと、これからへの変化が今の中心なのだと思います。

 

それだけ日々の流れが速いとも言えるかもしれません。

過去の体験が今を作っているのは確かですが、これからの未来を作って行く時に「今」に意識が向くはずです。

 

僕の中でもそのことを考える瞬間もほぼないです。

 

それこそファイトがふと頭の中で流れてきて、
「あたし中卒やからね 仕事をもらわれへんのやと書いた」
で「中卒」というワードを思い出したぐらいに。

 

20年前はそのワードがまだ重しになって、身動きを取りづらくしていました。

そして、その後の一つひとつの動きがあり、進んでは戻りもあっての今。

 

最初から20年後を想像できていたかというとそんなことはまったくないですからね。

自分自身へのレッテルをどうはがしていくのか。

簡単に「自信を持て」と頭で考える話でもないです。

やっぱり腑に落ちて、心から自分自身を信頼できるのかどうか。

 

そして、それを一人で取り組めるのか。
本当に目線を合わせたサポートとともに進めて行くのか。


「ファイト」もただの言葉がけではなく、心のあたたかさにつながればと思った瞬間でした。